あの夏

67年目の夏。
頭の中で今年もHUSKING BEEの「8.6」が流れる。
静かに黙祷を捧げながら、67年目の今日という日に、67年前のあの日を思う。
未だなお、多くの人たちの人生に暗く重い影を落としているあの日の傷跡。
日本は表面的に平和を取り戻し、人々の記憶から徐々にあの戦争が消えつつあります。
67年前の今日、自分たちの暮らすこの日本でなにが起こったのか、
残念ながら答えられない人たちも大勢いることでしょう。

人々の生活の中で記憶は薄れていくし、歴史は過去のものになっていきます。
けれども本来、歴史とは過去を見つめ、過去に学び、
そしてその教訓をこの先に生かしていくために知る必要があるわけで、
決して暗記すればいいだけの、教科書の中だけの勉強ではありません。
受験に必要だからという理由で記号のように黙々と覚えるのではなく、
興味を持って、歴史というものに正面から向き合ってほしいと思います。

しかしながら、日本は再び、今度は自分たちの手によって、
あの日の恐怖に晒されている、それが今の日本を取り巻く現状です。
過ちを繰り返さないよう、今私たちにできることはなにか、
67年目の今日、改めて考えさせられたような気がします。

ただ単に平和を享受するだけの時代は終わりました。
1人1人が平和についてもっと真剣に考え、
自分たちの手でしっかりと平和を守っていかなければなりません。
それは武装する、という意味ではなく、もっと根気よく誠実に。

それではまた明日。