二二八和平公園と台北二二八紀念館

今日は二二八和平公園に行った話を書こうかと思います。

私が台北に着いたのはちょうど2月28日でした。
この日台湾は和平紀念日で休み。
そう、二・二八事件が起きた日です。

何度か台北に足を運んでいますが、二二八和平公園と台北二二八紀念館に行ったことはありませんでした。
今回はちょうど1人旅ということもあり自由に動けたので、朝から1人で行ってみることにしました。

二二八和平公園は台大医院駅の出口を出てすぐのところにあります。
朝から太極拳をする人、楽器の練習をする人など、穏やかな時間が流れていました。
公園内には野外音楽堂や健康歩道などがあります。

公園の真ん中には大きなモニュメント(慰霊塔)が建っています。
この日は百合の花がたくさん飾られていました。
2月28日に飾られたものだと思います。

駅の出口に近い入り口の傍には台北二二八紀念館が建っています。
開館してすぐだったので人も疎らでした。
入場料は20元ですが、この日はなぜか無料でした。
二・二八事件は台湾の歴史を知るうえで非常に重要な日だと思っています。
私個人的には本省人側の視点に立ってしまうので、俗に外省人と呼ばれる人たちと捉え方は違うかもしれません。

建物内はとても静かでした。
日本統治下時代にラジオ局があった場所であることから、その風景の展示から始まります。
そして展示は二・二八事件へと。
日本が敗戦後、中国国民党政府が台湾に進駐し、二・二八事件が起きました。
内容は長くなるので割愛しますが、この日を境に台湾は戒厳令が敷かれ、長く閉ざされた時代が続きました。
この紀念館は台湾の辛く厳しい時代をそのまま展示しています。
血の付いた衣服、銃弾を受けた書籍、そして犠牲者の写真。
奥に進むにつれて胸がギュッと締め付けられるような感覚に襲われました。
なんとなく息苦しくなってきました。
知っていたつもりでも知らなかった台湾の歴史。
その歴史に少し触れられた気がしました。

台湾は複雑な歴史の上に成り立っていて、今も多くの問題を抱えています。
それでもなお、今こうやって公園にはたくさんの人が朝から足を運んで穏やかな時間を過ごしています。
朝も夜も街は活気に満ち溢れ、人々からは大きなエネルギーを感じます。
そのエネルギーに圧倒され、台湾が持つ勢いを肌で感じることができます。

辛い時期を乗り越え、民主化への道を切り開いた台湾。
台湾のアイデンティティを語るうえで、台湾の民主化はとても重要になってきます。
日本人は台湾のなにを知っているんだろう。
台湾のなにを見ているんだろう。
今回の旅行で私は改めていろんなことを考えさせられました。
少しでもたくさんの日本人がこの日に思いを馳せ、この場に足を運んでくれますように。

それではまた明日。